「罪なきもののみ、石を投げよ」とか言うけれど。。

。。


ビタです。


『ロスト・ケア』。。小説のほう。。一番気に入った箇所


しかし、斯波の思考は怒声によって中断された。
「弱い人間を食い物にしやがって! この国賊どもが!」
背後からそんな声と共に、ガシャン! と甲高い音が聞こえた。
振り向いた瞬間、外から流れ込んできた湿った空気を顔に感じた。
「きゃあ!」
「うわっ!」
窓のそばにいた者たちが声をあげ、のけぞっている。
窓は大きく割れて、ガラスが飛び散っていた。その向こうに、芥子色のブルゾン
を着た男が逃げるのが見えた。
「え、何?」
「石?」
「大丈夫ですか!?」
斯波は窓辺に駆け寄った。
「ええ」
「びっくりしたあ」
幸い、怪我をした者はいなかったようだ。
床に、ソフトボールほどの大きさの、紙に包まれた石が転がっていた。
「これが投げ込まれたのか」
斯波はそれを拾い上げた。
紙を広げると酷い文字で<天誅>と書かれていた。
おそらくは介護業界の実態など何も知らず、マスコミが垂れ流す情報だけで義憤に
駆られ、放り込んだのであろう。
きわめて薄っぺらな正義の言葉。
パートヘルパーの一人が、それを後ろから覗きこみ憤った。
「何よ、これ! 私らが何したっての!? ふざけんじゃないわよ!」
薄っぺらな紙で切られた傷は、痛い。
彼女の目に涙がたまっている。
その悔しさは、この場にいる者たち全員が共有しているものだ。
六月六日の処分以来、この事務所にも苦情とも嫌がらせともつかない電話や
問い合わせが殺到している。。


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で、斎藤正彦先生のインタビュー記事(毎日新聞)を、貼る。




コピペはしません。有料記事なので、途中までですが。。
行って読んでね☆


最初は、このエントリのタイトル。。「ラスボス」にして。。
例の、精神科医療を告発した新書への、アマゾンでの書評をコピペして、佐藤
編集長の、「ラスボス」は、この腐った精神科医療に「養分」を与えている
わたしたち自身だ!。。みたいなものもコピペして。。って思ってたけど。。


で、やっぱコピペしようかな。。


で、『ロスト・ケア』。。かなりの部分、引用してしまって著作権とか心配。。
だけど、送信しておく。


サムネイル画像は、↓また、これにしよう。。

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