カンデル先生の思い出

ビタです。


今朝も、安易なエントリ。。


昨日、大芦治著『心理学をつくった実験30』ちくま新書。。を買いまして。。
その「おわりに」から、安易なコピペ(変わらず、著作権が問題(^_^;)。。



二元論は強固だった。ワトソンなどの初期の行動主義者は、心の存在を
否定して、心理学とは、人や動物にある刺激がインプットされたときどの
ような反応(行動)がアウトプットされるかを予測し、行動をコントロール
するための学問だと主張した。心の世界の存在を否定して一元論の立場を
とったのだ。しかし、間もなく行動主義の内部からも認知を積極的に認める
二元論的な立場をとる批判が出てきて、一元論としての行動主義は、結局、
主流にはならなかった。そして、20世紀後半には認知心理学が隆盛を
極めるが、その主流派は人の心を情報処理装置と見立てるもので、これも
二元論に立脚していた。もちろん、一部に心を脳、とくに神経のネットワーク
になぞらえる一元的な立場なども存在はしたが、それは十分な力を持つには
至らなかった。



さて、時は流れ、21世紀に入って二十余年が過ぎたが、心理学は変わらず
二元論的なパラダイムのなかで実験を続けている。今世紀に入って心理学の
内部から旧来の二元論的パラダイムを一新するような実験が行われたという
ような話を、著者は寡聞にして知らない。一方で心理学の外を見れば、
神経科学やAI(人口知能)の急速な発達が、これまで心理学が牙城として
きた心の世界の領域を一元論的な物の世界、身体の世界の原理で少しずつ
侵食しはじめているようにも思える。さらに、21世紀の中頃にも到来する
といわれているAIのシンギュラリティ(技術的特異点:AIの能力が人間の
脳の限界をはるかに超え、自律的に思考、判断し、人間の生活もそれに伴い
根本的に変化するといわれる歴史的分岐点)に対して心理学は何か必要な
知見を提供できるだろうか。著者にはわからない。。


。。


ふう。


サムネイル画像は。。↓これにしよう。。


では、一旦送信。(10時かあ。。

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